rails to Niigata
Ruby
RubyKaigi 2008 The Day Two - PM 1
山本陽平さんによるRESTの話。
山本さん的にもっとも重要視するのが、アドレス可能性と接続性だそうデス。
リソース設計重要。ステートレスにこだわりすぎる必要はない。だそうで。
CTCの高井さんと大場さんがスーツで登場。
CTCのRuby関係売上は4.3億程度だそうです。
エンタープライズとは何か?業務!
SI会社にRubyを遣わせるためには、「開発者が楽しい」「生産性が高い」ではだめで、「新規顧客・案件の獲得」が武器に。
教育体制、SLCP2007開発標準(ISO/IEC 12207)、保守・運用フェーズサポート。
見積りはFC法で実績収集。Javaより3割から5割効率的。
Java開発者には3日のトレーニング。コードレビューがうまく行く秘訣。
検証センターで実証済み。
役員をパトロンに。
RubyKaigi 2008 The Day Two - AM
artonさんによる、拡張ライブラリのためのRailsもどき。テンプレートからのScaffold生成。私は拡張ライブラリを書くことは多分ないと思うけど、便利そうです。
ごとけんさんの「さらに仕事に使うRuby」では、redMine活用に変わっていた点が注目。会社でも使ってみるか?
咳さんは「erbを偲んで」というタイトルは釣りで、GUIにおけるテンプレートとコードの役割についての持論を展開。ベンチマークの話は半分は拍手半分は爆笑。照れ屋の咳さんらしいですね。
途中から多目的ホールに移って、前田KさんのDSL話と、JUDEとRubyをつなぐ野村さんのLuRuJuの話を聞いた後、また大ホールに戻りました。
大ホールに戻ってよかったのがAppleのLaurent SansonettiさんのMac OS XでのRubyの話。RubyCocoaからMacRubyにいたる話は想像通りでしたが、ビックリしたのはMacRuby上でCocoaプログラミングを簡単にするHotCocoaなるライブラリを、*昨日*から開始したよと言う話。RubyCentralのRich Kilmerさんが協力して、一晩で320行のコードを実装。Cocoaを直接呼ぶよりはるかに簡単そうです。
さらにビックリなのが、Q&Aで明かになったこと。MacRubyでは、RubyのArrayやStringなどをObjective-Cのネイティブオブジェクトに置き換えているのですが、そのメソッド再実装などの力業をLaurentが一人でやっているということ。それもフルタイムではなく。
RubyKaigi 2008 The Day One - PM Education
東大の増原さん。Ruby「で」プログラミングを教えているという話。
何でRubyか?
大学でのコンピュータサイエンス学科の人気低下。=>ハッカー以外の学生をどう惹きつけるか?
プログラミングを楽しく。(v.s. Java)
Yumi3は企業向けのソフトウェア教育。
「社内でRuby開発者を増やすには」自分たちで教えましょう。
実習はペアプログラミング!
TDD。だけどテストコードは講師が与える。
社内だけでなく、コミュニティでも教育をしましょう。
Yuguiさんは、RSpec によるBDD。
Subversionは共有フォルダ代わりになれさせた。
COM + ASP.NETの火消を諦めて、SeleniumとRSpecをツールにRailsで書き換え。
Yuguiさんたちのお手本がみんなに普及。
RubyKaigi 2008 The Day One - PM Key Note by naruse and M.J.Dürst
Ruby M17Nについて。
CSI方式<=> UCS Normalization方式
Stringはバイト列のまま、それぞれのStringのインスタンスがエンコーディングを持つ。
様々なRuby1.9のM17N機能の説明。
Martin J Dürstさんのコード変換機能の話。
変換のハブはUTF-8。バイト毎に2つのテーブルを参照。
Encodingを意識しましょう。Encodingに依存しないコードを書きましょう。Magic commentを書きましょう。だそうです。
RubyKaigi 2008 The Day One - PM Key Note by Matz
まつもとさんの基調講演は「プログラミング梁山泊」。
LISPは梁山泊だった。
FORTRAN/COBOL/Adaは梁山泊ではない。(仕事の道具。技術より結果)
UNIXも梁山泊。
Smalltalkも梁山泊。
Java(の一部)も梁山泊。(LISPやSmalltalkの技術を吸収しながら進化し続けたJVM)
- 技術者が集まる
- 新しい技術が生まれる
- 世界が変わる
Ruby梁山泊!!!
- 感性を重視
- 生産性を重視
- 俊敏性を重視
多数の実装が生まれている。Smalltalkなどの技術も流れこみ始めている。
互換性はRubySpec。標準規格もつくる。(政府調達に必要!)
楽天との共同研究も紹介。(by 楽天)
ROMA(止まらない・成長する分散ハッシュ)
fairy(スケーラブルで妥当な速度の使いやすい分散処理)(MapReduceの真似ではない新しいもの)
RubyKaigi 2008 The Day One - AM - Rubunius
Evan PhoenixのRubinius。
ルーズでファンなコミュニティを心がけているとか。
class Rubinius < Smalltalk
include Ruby::Syntax
include Ruby::Behavior
include GoogleSearch("crazy cs papers")
end
だそうです。
コンパイラをRubyで実装しているのが特徴ですが、コードもデータ(S式)に変換してコンパイルするのだそうです。
また、コンパイラにプラグインがかけるというのもおもしろい所。
コンパイラが出力したバイトコードをデコードして確認できる所が、実験的は便利そうです。
Cでかかれた拡張ライブラリをサポートするAPIを持っていますが、CRubyと違って別に管理されるオブジェクトだそうです。GCで移動加納というメリットはありますが、その代わり遅い。
マルチVMも実装済み。
RubyKaigi 2008 The Day One - AM - JRuby
JRubyはCharles Nutter。
デモ中心だそうで。
JRuby 1.1.3は30%高速化するとか。でもその話はさわりだけ。
JRubyでSwingプログラミングが簡単に。MonkeyBarsの紹介。
Java OpenGLを使った2D グラフィックライブラリの紹介。
音声に反応するグラフィックスのデモも、Javaのライブラリで簡単と。
最後にWebアプリの話。JRubyでもっと速くできると。
Deployはwarblerでwarにするのは簡単。GlassFishにデプロイするのもコマンド一発というデモ。Merbも同じようにデプロイ可能だそうです。
GlassFishのgemのデモも。
RubyKaigi 2008 The Day One - AM - Ruby 1.9
高橋会長の開会宣言は、今年のテーマの「多様性」。
The Day Zero(ビジネスデイ)もその一つだそうです。
午前中の司会はなんとまつもとさん。Rubyの『3大実装」の話です。
トップバッターはRuby1.9のささださんです。実装コアのはなし。
1.9.0-2リリース。毎月スナップショットを出すとのこと。1.9.1は12月20日を予定するということです。(クリスマスはゆっくりというまつもとさんの希望だそうで)
並列実行の取り組みやMVMについての研究を簡単に紹介。
RubyをCにコンパイル。学生さんの研究でもうすぐリリースされるとか。
並列分散プログラミングの研究とか。
Atomic Ruby(カスタマイズ可能なRubyの軽量処理系だそうで)の研究とか。
メモリ管理の見直しとか。GCとか。
RailsKaigi 2008 The Day One - Morning
今日が第1日ですが、前日からつくば泊まりだったのでホテルで朝食。
案内された席がまつもとさんの隣だったので、ちょっと話をさせてもらいました。
RubyKaigi 2008 The Day Zero
しばらく、ブログを更新していませんでしたが、今年もRubyKaigiに来ました。
本日は、参加無料の0日目でしたが、予想通り結構濃い内容でした。下記は、RubyCentralの創始者のうち、Rich KilmerとChad Fowlerの2人です。
Chad Fowlerと言えば、以前紹介した"My Job Went To India":http://www.amazon.co.jp/gp/product/4274066592?ie=UTF8&tag=itasblo-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4274066592 の著者です。
ところで、本当は今日は休暇をとっていたのですが、朝急遽役員にプレゼンをするため、会社に行ってからつくばに来ました。今日の目玉であった、まつもとさんとRBCの最首さんの対談には、ギリギリ間に合う予定でいたのですが、朝新幹線が線路への侵入者のために遅れていて、焦りました。幸い遅れはほとんど取り返してくれたので、何とか間に合いました。
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