John Lam on Software:Microsoft and IronRuby

RubyCLRの開発者で、今年1月にMicrosoftに加わり、MIXで正式発表されたIronRubyの開発を担当しているJohn Lam氏が、MicrosoftのRubyへのコミットメントについてブログに書いています。

Microsoft and IronRuby

Microsoftに入社する際の最終面接者で、.NET Platform全体の実質的責任者であるScott Guthrie氏も、CLR上で動作する「一級品」のRubyを本気で出そうと思っているそうです。IronRubyは7月のOSCONでファーストリリースを予定しているらしいです。

このJohn Lam氏のブログエントリは、Martin Fowler氏のブログ記事"RubyMicrosoft":http://www.martinfowler.com/bliki/RubyMicrosoft.html への回答の意味を込めているようです。

Martin Fowler氏は、「MicrosoftのRubyが、互換性のあるフルバージョンになるのかどうかが気になる」とし、「社員がオープンソースソフトをダウンロードすることを禁止するような会社で、それはむずかしいのではないか」というJRubyのOla Bini氏の意見を紹介しています。

「最近、以前にもまして、アルファギークと呼ばれる人たちのMicrosoft離れが進んでいる」「特に開発ツールの分野でのコミュニティ無視はアジャイル開発者を失望させている」と言う趣旨の感想を述べ「Rubyが、Microsoftがコミュニティとうまくやっていけるかの試金石になるだろう」としています。

Published on 2007/06/02 at 14:52 by いたさん, tags , , ,

新潟オープンソースカンファレンス2007春

先週の土曜日(5/19)新潟オープンソースカンファレンス2007春に行ってきました。
IPAオープンソースセンターの田代さんや、日立の鈴木さんのOSSミドルウェアのベンチマーク話も面白かったけど、お目当てはSeaSar2のひがさんのセッションや、オープンドリームの三宅さんのRails講座。

新潟オープンソース協会の人たちも頑張っていましたが、ひがさんのセッションの参加者が思ったより少ない。それにひがさんもびっくりしたと思うのは、「日頃開発でJavaを使っているひと?」と言う質問に手をあげたのが1名?たしかにPHP色が強い新潟オープンソース協会ですが、それにしても・・・

ひがさんはchuraのデモを見せてくれましたが、「RailsのScaffoldのコピー」と言うのが間違いだというのがよくわかりました。MVCのViewが純粋なHTMLだと言うのがびっくり。書式もdynamic_propertyと言うので設定できるし。ひがさんの作戦どおり「これならJavaもいいかも」と思ってしまいました。

三宅さんのRails入門は、最初からAjax。この程度なら楽勝と思っていたら、observe_fieldメソッドのwithパラメータがわからなくなり沈没。帰って翌日復習。

懇親会では、田代さんの「新潟地酒通」に脱帽。楽しすぎて飲みすぎてしまいました。

Published on 2007/05/21 at 14:53 by いたさん, tags ,

遅ればせながら「Rubyソースコード完全解説」

以前、Amazonのマーケットプレースでプレミアつきで購入してあったのですが、なかなか読みはじめられなかった「Rubyソースコード完全解説」を、連休だというのにカゼをひいて出かけられないので、良い機会だと思い、読みはじめました。

まだ、第5章までですが、特異メソッド(特異クラス)のしくみや、さまざまな工夫など、内部構造を理解できると、すぐには役に立たなくとも、「深い知識」を得るのには最適ですね。

Published on 2007/05/04 at 08:18 by いたさん, tags ,

IronRuby発表

MicrosoftがカンファレンスMIXで、IronRubyの開発を公式発表しました。

RubyCLRの主要開発者で、今年からMicrosoftに入社したJohn Lam氏がブログで伝えています。

Introducing IronRuby

これまでは、守秘義務のため何もかけなかったとのことですが、IronRubyはIronPython同様、3週間に1回のリリースを目指すそうです。ライセンスはBSDライクな"Microsoft Permissive License":http://www.microsoft.com/resources/sharedsource/licensingbasics/permissivelicense.mspx だそうです。

また、Windows Presentation Foundation/Everywhere(WPF/E)と呼ばれていたリッチクライアント実行環境Silverlightでも、Python、JScriptに加えて、RubyとVBも利用可能になるそうです。

Published on 2007/05/01 at 12:26 by いたさん, tags , , , ,

Ruby Quiz: LCD

勉強会の題材で、Ruby Quizを取り上げているのですが、わたしの拙いプログラムを、皆様の御参考に公開してみようと思います。 最初は、LCD Numbersです。コマンドライン引数として渡された数字を、電卓の液晶画面のように表示するのが課題。サイズ指定も出来ることが条件です。 本来の出題意図は、空白  と - マイナスと | で数字を表現するらしいのですが、通常のターミナルではあまり数字らしく見えなかったので、 - の代わりに _ を使ってみました。

require 'optparse'

class Digit
  @@digits = Array.new
  @@digits[0] = [[" ", "_", " "],
                 ["|", " ", "|"],
                 ["|", "_", "|"]]
  @@digits[1] = [[" ", " ", " "],
                 [" ", " ", "|"],
                 [" ", " ", "|"]]
  @@digits[2] = [[" ", "_", " "],
                 [" ", "_", "|"],
                 ["|", "_", " "]]
  @@digits[3] = [[" ", "_", " "],
                 [" ", "_", "|"],
                 [" ", "_", "|"]]
  @@digits[4] = [[" ", " ", " "],
                 ["|", "_", "|"],
                 [" ", " ", "|"]]
  @@digits[5] = [[" ", "_", " "],
                 ["|", "_", " "],
                 [" ", "_", "|"]]
  @@digits[6] = [[" ", "_", " "],
                 ["|", "_", " "],
                 ["|", "_", "|"]]
  @@digits[7] = [[" ", "_", " "],
                 [" ", " ", "|"],
                 [" ", " ", "|"]]
  @@digits[8] = [[" ", "_", " "],
                 ["|", "_", "|"],
                 ["|", "_", "|"]]
  @@digits[9] = [[" ", "_", " "],
                 ["|", "_", "|"],
                 [" ", "_", "|"]]


  def initialize(size)
    @size = size
  end

  def row(n,row_num)
    case row_num
    when 0
      " " + @@digits[n][0][0] + @@digits[n][0][1] * @size 
          + @@digits[n][0][2]
    when Range.new(0,@size,true)
      " " + @@digits[n][1][0] + ' ' * @size 
          + @@digits[n][1][2]
    when @size
      " " + @@digits[n][1][0] + @@digits[n][1][1] * @size 
          + @@digits[n][1][2]
    when Range.new(@size,@size * 2,true)
      " " + @@digits[n][2][0] + ' ' * @size 
          + @@digits[n][2][2]
    when @size * 2
      " " + @@digits[n][2][0] + @@digits[n][2][1] * @size 
          + @@digits[n][2][2]
    else
      raise "Error"
    end
  end
end

size = 2
opt = OptionParser.new
opt.on('-s SIZE') {|v| size = v.to_i}

opt.parse!(ARGV)
number = ARGV[0]
out_digits = []
d = Digit.new(size)

0.upto(size * 2) do |i|
  line = ""
  number.each_byte {|c| line += d.row(c.chr.to_i, i)}
  puts line
end
</pre>

Published on 2007/04/30 at 15:47 by いたさん, tags , ,

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